インド・ネパール茶畑視察の旅⑬ 【最終回】
前回の投稿から、ずいぶんと日にちが経ってしまいました。旅行記が完結してないのを気にしながらも、毎日、桃と闘いながら過ごしておりました。すみません。
では、最終回をお届けします。
※長文注意です。
↓↓↓↓
の続きです。
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旅程の最終日、カトマンズで迎える朝は快晴でした
早起きして、念願の『ヒマラヤン・マウンテン・フライト』にチャレンジしようと飛行場へ向かいました
料金はおいくら万円だったかな
忘れることにしました (笑)
(高かった)
次はいつヒマラヤに来れるかわからないし、しかも、天候次第では飛ばないので、乗らないという選択肢は無いです。
飛行場には専用のゲートがありました
↑チケット
乗客12名の小さな飛行機です。
私は最後尾のシートでした。機内全体の様子がわかりました。
離陸すると、まもなく、目の前には、ヒマラヤ山脈が広がりました。
「うわ~~~」「うぉ~~~」・・・・。
みんな歓声をあげてました。
チケットに山の名前が書いてあったので、窓から見える実際の山と照合しようと試みましたが、山がいっぱいありすぎて、見分けがつかず、えぇぇぇ????
ヒマラヤ山脈だもの。
これじゃ、エベレストがどれだか、わからないんじゃないか?と不安に思っていたら、アトラクションタイムが設けられておりました。
エベレストに近づいたところで、1人ずつ、順番にコックピットに呼ばれます。
パイロットが指でさして、山の名前を説明してくれました。
キタ~~~~
↑ 生・エベレスト!!
人生初のエベレスト!!
エベレスト! エベレスト!
エベレストを目の前で見れるとは!!
今回の訪れた茶畑は、脈々と連なる、このヒマラヤの険しい山の中にあったことを、天空から再認識することができました。陸路で移動するにも過酷な旅程でしたが、世界中の人々が求める最高峰の紅茶の産地がこの山脈にあることを思うと、旅を締めくくるのに、このフライトは感無量でした。
飛行場からホテルに戻り、もう朝食は終わっているだろうと諦めていたのですが、朝食タイム終了時間まで、あと10分ある!と知ったので、レストランに滑り込み、ビュッフェを手あたりしだいお皿に盛って、速攻でエネルギー補給を済ませました。
(この欲深さは自分でもスゴイと思いました)
時間が無いのに、やたら頭がさえていて、写真を撮る余裕もあったりして。
お料理がとても美味しかったので、ゆっくり食べたかったな~と後悔。
(滑り込んめただけでもラッキーだったのに・・・もう充分だろっ)
さらに、欲張ること、カトマンズ市内をちょっと見たかったので、タクシーで10分くらいのところにある世界遺産の町並を散歩してみました。
↑蚤の市
↑チャイ屋さんの店頭にクリが無造作に置いてありました。
チャイを一気飲み
急いでホテルに戻り、出発の準備。
とても居心地の良いラグジュアリーなホテルでした。
アナプルナホテル(カトマンズ)
ホテルをチェックアウトして、引き続き、カトマンズの市内観光は、
バター茶のカフェへ。
薄暗くて、汚い店内
(現地ガイドさんが連れて行ってくれたのだけど、あまりの汚さに無言・・・)
家族でやっている感じで、バター茶を作るところを見せてくれることになり、材料も公開してくれました。
バターにカビが生えてるし・・・
ブルーチーズじゃあるまい。
事故が起こってからでは遅いので、ちょっと口を付けて終わらせました。
なので、味、覚えてましぇん(笑)
市民の日常を知りたくて、スーパーマーケットに行きました。
予想をはるかに超えてキレイで近代的でした。
このスーパーは安いという印象がなく、蒲田のインドバザールで買えばいいや~って思ってしまって、ひたすら見物客に徹しました。現地では富裕層が利用するスーパーなのかな?
旅の最後の食事は、ジュンチャバリ茶園のロチャンと共に。
ジュンチャバリ茶園はバチャンとロチャンの兄弟で経営していて、バチャンは茶園に常駐、ロチャンは世界にジュンチャバリを広める広報営業マン。
バチャンには茶園でお世話になりましたが、ロチャンとは茶園ではお会いできず、ネパール最後の食事をカトマンズでご一緒することができました。
ロチャンは日本と日本文化が大好きで、日本語のレパートリーはさほど多くはないのですが、
「私はヤクザです」とか言うんですよ。(←誰かが教えちゃったんですね~)
これまでの食事とは風味が違う。
美味しい美味しい美味しいと食べ進み「こういうネパール料理もあるんだね~~」なんて話をしていたら、「ここ、タイ料理のレストランじゃないの?」と仲間の1人が気が付いて、大爆笑。
味覚を生業にしている集団が、ボッケボッケで、もう疲れがマックスだったのかもしれません。もう笑うしかなかったです。
最後にバスに乗るところまでロチャンがお見送りしてくれました。
写真を撮って、カトマンズともお別れ。
ロチャン、11月にまやんちに来てくれるとの事です。
うまくスケジュール調整が取れるといいのですが、ロチャンを囲んでジュンチャバリ茶園をテーマにティーパーティーを開催する予定ですので、日程が決まったら、ご案内しますね。
ロチャンはすごいです。日本のこと、日本で会った人のこと、人と人のつながり、日本の地名、なんでもかんでも覚えているスーパー記憶力には敬服しました。面白くて笑っちゃうくらいでした。誰もがロチャンの営業力を褒め讃えているのを、実際にご本人にお会いして納得しました。
ジュンチャバリ茶園が創業から、わずか十数年にして、最高級ネパール茶の代名詞となるほどに世界中にジュンチャバリを売り込んだ営業マンですよ~。
まやんちでジュンチャバリティーパーティーが実現すれば、お茶の美味しさとともに、ロチャンの面白さもご紹介したいです。
良いものを作って、上手に売る。
(↑ジュンチャバリでの学び)
カトマンズの街とお別れをして、空港へ。
カトマンズ→デリーを経由して帰国となります。
最後に機内食3連発、どうぞ
エアインディアの食事は、思ってたよりも美味しかったですよ~。
でも、もう、しばらくの間、カレーは要らない
以上で、『インドネパール茶畑視察の旅』を終わらせていただきます。
自分にとっての備忘録になればと綴った拙い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。
これからは、ティールームのお客様、お教室の生徒さんたちに、世界に誇るヒマラヤが生み出すお茶の魅力を、今まで以上に熱くお伝えしていきたいと思います。
※番外編※
旅の総集編として、便利グッズをご紹介。
今回の旅は温度差が30℃以上ある環境に身を置くことになるので、防寒対策も必要でした。でもカサばるダウンコートは持っていけないけど、その機能は欲しいところでした。偶然見つけたのがユニクロのこれ。ぎゅっと折りたたむとペンケースくらいの小さな巾着袋に入ってしまう優れものでした。保温力も抜群でした。
↑ユニクロ三姉妹、と命名
(偶然にも3人同じジャケット)
自分の顔まで隠すことないか、と今思いました。
それと、もう1品。
いつも個展やワークショップお世話になっているブアノビのパスパートケースにも、本当に助けられました。パスポートはもちろん、航空券、様々なチケット、スーツケースの鍵、両替の明細やら何やらと、すっきりと整理して入れることができます。マジックテープで開閉ができるので大荷物を持っている状況でも片手で開閉ができました。ファスナーで区画されているところがあったり、キーホルダーをつけるところもあったり。旅慣れたデザイナーの福島さんの配慮が随所に感じられ、機能的に計算され尽くされておりました。ブアノビの作品は派手で目立つので、ごちゃごちゃしたバッグの中でも、どこにあるかわかるのも有難かったです。
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