和紅茶の生産者さんとティーペアリングの研修会
先週、CLUB-T(徳田組)の『おじさんたち』と、
お茶とお菓子のペアリングを体感していただく
研修会を開催しました。
(ちなみに組長は乙女です)
『おじさんたち』(←そんな失礼なことを言ってはいけません)
国産紅茶の生産者として、業界のトップランナーの方々です。
イベント等でお会いできたら一緒に写真を撮って自慢したくなったり、
サインをもらいたくなるような凄腕の方々です。
ティーペアリングの研修場所として、まやんちを選んでいただけたことは、
光栄なことで、張り切ってお茶とお菓子を用意させていただきました。
まずは、『ペアリングとは』という座学から。
今回のテーマは『合う』『合わない』の概念を作ること。
『合う』とはどういうことか
『合わない』とはどういうことか
少し話が脱線しますが、
先日、OL時代の先輩が来店してくださり、
モンブランに合うお茶を出して~とのご注文でした。
もちろん、王道の組み合わせで提供しました。
その先輩、現職はワインの専門家で国内外で活躍される方です。
「このお茶が合うって言うの?合うかどうかは合わないお茶を飲まないとわからない。合わないお茶も飲んでみたい」
とおっしゃったのです。
さっそく、モンブランに襲い掛かるような合わないお茶を提供しました。
そしたら、その先輩
「ティーペアリングって、そういうことなのね~」とガッテンされました。
紅茶という分野で、
『合わない』を知ることで『合う』を認識されました。
という話もありますので、
今回はクラブティーの方々には
合うと合わないの概念を作っていただくことから始めました。
実食あるのみ。
食べずして、飲まずして、比較せずして、ペアリングは語れません。
合うお茶を特定するには、対象のお菓子の周りにいくつものお茶を並べて飲んで食べてを繰り返さないと答えがでませんので、そう簡単なことではありません。
新しいお茶が入荷するたびに、
新たなお菓子のメニューが出るたびに、
閉店後にひたすら飲んで食べてを繰り返して、
オエ~となるまでカラダを張って実験しているのを
CLUB-Tの皆様に分かっていただけたようです。
そう簡単に『合う』という言葉を使えない!
っていうのもわかっていただけました。
お菓子の味と紅茶の味、両方の余韻が優劣なく続く組み合わせ。
両者の特徴を互いに引き出し合い余韻が続く組み合わせ。
それが『合う』です。
もうこれ以上食べて飲んでを続けるのは苦しいっていうことろまで来て、
最後に、予め仕込んでおいたペアリングをお出ししました。
マルヒ製茶の『べにひかり』と『タルトタタン』で
ファンファーレが鳴りました。
みなさん、このマリアージュにびっくり感動されていました。
(この組み合わせ、只今、ティールームで絶賛提供中です。)
合う組み合わせに出会ったときの高揚感をぜひ味わってみてください。
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コロナ対策を遵守して研修を開催しました
●終始マスク着用 ●飲食時はフェイスシールド装着 ●店内の換気 ●手指の消毒 ●座席は誰とも向かい合わせにならないような配置で着席しました
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