コロナ禍での営業について思う事いろいろ
~只今、まやんちは夏休み中です~
『過去最多!』『過去最多!』って、もう聞き飽きましたね。
コロナがすぐそこまで来ている恐怖を感じていますが、幸い、私の直接関わっている人には感染者は出ておりませんので、引き続き対策をしながら夏休みを過ごしております。
さて、『喋っちゃいけないティールーム』として7月にイートインを再開するにあたり、お客様にはまやんち流の感染対策にご協力をいただいて営業しております。おかげ様でなんとかやれるもんだな~と安堵しております。ご協力を心より感謝申し上げます。
お客様にご協力いただいた事いろいろ
本来でしたら2名で向かい合って座れるテーブルを1名用に制限をしたため、空席が増えてしまうので、提供品の単価を上げさせていただきました。
コロナ以前は’お茶だけ’お菓子だけ’のご注文でもご利用いただいておりましたが、両方をご注文いただくようお願いをしました。
感染リスクを軽減させるためにご滞在を1時間程度にしていただくようお願いをしました。
給仕の頻度を下げるためにお水のサービスを休止させていただきました。
お砂糖やガムシロップを有料(10円)にして、必要な方からご注文いただくようにして、店が適切に管理するようにしました。お使いにならなかったものを捨てるのは勿体ないし、かといって、次のお客様にお出しするのはリスクがありますので。
などなど、喋っちゃいけない以外にも快くご協力をいただきました事に心より感謝申し上げます。
店側の対策としては
窓をくり抜いて換気したり、消毒スプレーや殺菌機の設置などはもちろんですが、オペレーションを根本的に変えました。
これから召し上がるものを運ぶトレーと、お済の食器を乗せるトレーを区別しておりますので、本来でしたら、2品目をお持ちするときに下げたお皿をそのままトレーに乗せて戻ってくることもできました。今はトレーを使わずにお皿を下げるか、わざわざ専用トレーを取りに戻ってからお下げするという手順になりました。また、使用済みの食器を触った手を『不浄の手』という扱いにしておりますので、手洗い直行です。使用済みの食器を触った手は洗うまでは他のものを触れないというルールを厳守しております。
コロナ以前では、ご予約のお客様のご注文が決まっていれば、カトラリーなど所定の食器をテーブルに並べて準備をしてからお迎えして、提供するというスムーズな流れが普通でした。今はカトラリーを予めセッティングしないようにしています。セッティングしておいた食器類に万が一そこを通った人の飛沫が飛んでしまったり、触れてしまったら怖いですので。ですので、ご着席後はあれこれ出して揃えるのに大忙しです(笑)
お客様がお帰りになって、フキンでテーブルを拭いた後にパストリーゼを含ませたペーパーで再度拭いてから次のお客様をご案内しておりますので、他の事と重なってしまったりすると、空席があってもなかなかご案内できないケースもあります。
コロナ以前はご着席後にメニューブックをお渡しして、ゆっくりとご検討いただいてからオーダーいただいておりましたが、今はメニューブックの使いまわしを避けるため、メニューを非接触にしました。入口の通路部分に掲示をして、掲示している場所でご注文をいただいてから席にご案内しております。これが本来の流れと異なるため、慌ただしい雰囲気になってしまうこともあります。
ご入店時の『関所』
ご入店直後に「まやんちコロナ対策の長文のご案内をお読みいただきましたか」とお客様にお尋ねする関所機能を設けました。これが想像以上に厄介でして、未読の方にはまず読んでいただくのですが、お帰りになってしまうこともしばしば。斜め読みで内容をご理解いただかないままご着席いただくと様々な誤解が生じて店での満足度を下げてしまうようなケースもあります。
お客様にはご不便をおかけしますが、この関所機能はとても重要だと思いますので、今後も継続させていただきます。
ご入店直後に『コロナ対策を読みました!』のお言葉をお客様の方からお申し出いただければ、それがパスコードとして、関所をす~と通過していただけますので、おしゃっていただけるとスムーズです。
飲食店への時間短縮協力金について
ここで、誤解のないように書いておきたいことがあります。
「飲食店には協力金が出ているからいいわね」と言われることがあります。
「まやんちは対象外の店ですので、貰えないのです」と返答しております。
もともと20時以降に営業していたお店が時短をしたり、もともとお酒を出していたお店がお酒の提供をやめたりすると貰える協力金があります。それを全ての飲食店が貰えていると思っている方もいらっしゃるようです。
1月~3月はたしか1日6万?4月以降は4万でしたっけ?(間違っているかもしれませんので、正確な情報はお調べください)
小さな店舗でしたら、営業するよりも休んでしまった方が確実に利益が確保できるので、極端な例としてはずっと休業しているお店もありますね。実際には、営業時間が短くなったりお酒が出せなくなっても、その協力金で売上減少を穴埋めして営業を続けているお店が多いと思います。小さい店だと充分な金額、大きい店だと足りない金額ですから、非現実的な制度です。これだけコロナが長期化しているので、今後は、コロナ以前の確定申告の売上額を国税庁と東京都が情報を共有して、事業規模に応じて平等に査定していただきたいものです。時短とかお酒とかの問題じゃなく、すべての飲食店が大変なのですから。
残念ながら、まやんちは18時半までの営業ですし、お酒も出しておりませんので、協力金は対象外です。
さらに、お菓子教室も今年に入ってから、ずっと休業しております。
だ、か、ら、
こんなに必死なのです💦
お客様、本当にありがとうございます
お客様のご来店そのものが私たちにとっての喜びです。ありがとうございます。
お客様と自分たちの安全第一を念頭に、これからもやっていこうと思っております。
ほんの短時間でも美味しいお茶とお菓子で心を整えて、まやんちでのご飲食を活力にしていただければと願っております。
大好きなお菓子作りとお茶の提供でお客様のお役に立てることがとても嬉しいです。
コロナ禍で、なんとかチャンスを作ってご来店いただけるお客様、リピートしてくださるお客様、今後も対策を継続しますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
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