休業中あれこれ【アイスミルクティー試作】
ティールームの再開に向けて、只今、休業して準備をしております。
※ティールームの予約については、詳細が決まり次第、
こちらのブログにアップいたします。
それまでお待ちくださいますようお願いします。
昨年の夏に特製のアイスミルクティーをテイクアウトで販売しました。
(手前味噌ですが)忘れられない美味しさでした。
実際に何度もリピートしてくださる方もいらっしゃいましたし、
アイスティーだけ買いに来てくださる方もいらっしゃいました。
(↑お菓子も買って~って思いましたけど(笑))
「去年のあのアイスティー、そろそろ出ますか?」って、
ハマった方々からのお問い合わせも多くなってきました。
しかし、あの「セイロン・キャンディー」茶葉は使い切ってしまい、もう無いのです。
今年も同じバイヤーさんから同じ産地のものを買いましたが、ぜ~んぜ~ん違うアイスティーができてしまいました。
これが、シングルオリジンの悩ましいところなのですよ~。
同じ産地、同じ茶園、同じ作り方をしていても、天候やら、様々な条件の違いで、製造ロット毎に異なるお茶が出来上がります。
逆に言うと、それがお茶の面白いところでもあり、美味しいお茶を探し求める動機でもあるので、シングルオリジンの沼で泳ぐのが楽しくなってしまうのです。
お茶は、一期一会。
その一方で、季節を問わず、年を問わず、いつでも変わらぬ品質になるように作っているのが『ブレンド』のお茶ですね。
まやんち開業以来15年間、まったく変わらず安定したブレンドで日常の紅茶としてお勧めしているのが『アッサムCTC』です。
ティールームではリーフでいれて提供しておりますが、店頭ではティーバッグを販売しております。
いつも’想定通りのお茶が飲める’というのもお茶の役割なので、なくなると買いに来てくれる、なくなると買いに来てくれるという、有難い循環が起こるわけですね。
アイスミルクティーの話に戻ります。
夏の暑い日にはのど越しの良いアイスティーが嬉しいですよね。
昨年作っていたあのアイスミルクティーは理想通りでした。紅茶らしい適度な渋みがありつつも、砂糖では出せない甘味を持ち合わせていて、それでいてセイロンティー特有のス~としたメンソール感が絶妙なバランスでした。低温殺菌牛乳を使うと、牛乳の『チチ臭さ』が無いのに、ミルク感は充分にあって、紅茶をしっかり支えてくれます。低温殺菌牛乳で作ったミルクティーならお菓子に合わせても、牛乳が後ろに回ってくれるので、ペアリングの邪魔をしないのが一番のポイントです。
コロナ禍での衛生面を考慮して、アイスミルクティーの販売時にガムシロップを有料にすることによって、必要なお客様にだけ提供するようにしました。それが、結果的に、ガムシロップを購入してくださるお客様に親切なのかウザイのか微妙なところですが、「まずは、ガムシロップを入れないで飲んでみてください。飲んでみて必要だったら入れてください」って頑固おやじみたいな接客をすることができました。
味覚は人それぞれなので好みを押し付けるのは良くないのですが、せっかくの自然の甘さをお伝えしたかったのでね。
そしたら、次にご来店くださったときに、「ガムシロップを入れなくても甘くておいしかった!」って感想を聞かせていただけると、心の中でガッツポーズでしたよ。それがス〇バにいそうな若い人だったりすると、おばちゃんは特に嬉しかったです。
アッサムで作るアイスミルクティーももちろん美味しいのですが、夏のテイクアウトというシーンでは、セイロンの清涼感に執着して、今年に入ってから色々と茶葉を買っては試すのを繰り返しておりました。(ほぼ趣味ですね)
ジャジャ~~ン!出ました!
昨年と同じバイヤーさんから、昨日、特別に入荷したディンブラで作ってみたら、出来ました!
昨年のキャンディーほどの甘味は出ませんが、逆にメンソール感が夏にいいかもしれません。
ってことで、今年もアイスミルクティーを販売できることになりました。
どうぞよろしくお願いします。
(↑濃い紅茶液を作ってから、ここに牛乳を注ぎます)
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