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2019年10月29日 (火)

『ルバーブのパイ』好評提供中です!

紅茶の美味しい季節になりました。

紅茶に合うお菓子はいろいろとありますが、この季節の一押しのお菓子は

『ルバーブのパイ』です。

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紅茶がススムススム! 

ストレートでもミルクでも「何でも来い!」っていう感じです。


まやんちの『ルバーブのパイ』を召し上がったことはありますか?

いや、『ルバーブ』そのものをご存知ではない方も多いのではありませんか?

 


『ルバーブ』は『タデ科』の植物です。

’蓼食う虫も好き好き’という言葉がありますが、その’タデ’です。

正直言いますと、ルバーブはナマで食べると、顔がしかめっ面になるくらい個性的(マズイ)です。

しかし!

砂糖と合わせて加熱調理すると、豹変するからビックリします。

欧州ではポピュラーなルバーブですが、日本ではなかなか知られておらず、

まやんちにご来店いただくお客様からも「ルバーブってどんな味ですか?」って

ご質問いただきます。

たまに道の駅などの産直野菜コーナーで販売されているのを見かけたりしますが、

まやんちで使っているルバーブのように赤くはなく、緑のものが多いです。

真っ赤なルバーブは見た目にも(緑にくらべると)美味しそうに見えます。


↑届いた状態は、このように、蕗(フキ)みたいな形状です。

 



味の特徴を一言でお伝えするならば、

『酸っぱい』です。

その酸っぱさは、お酢でもなく梅でもなく、独特の滋味を持ち合わせた酸味です。

一度ハマると、虜になる、癖になる酸味です。



実際に私もよそでルバーブをいただく機会もありますが、

そのたびに、まやんちのルバーブは格別だな~と感じます。

それは栽培にかける情熱の違いかと思います。

まやんちが仕入れているルバーブは朝晩の寒暖の差が大きい群馬の嬬恋から届きます。

その気候条件がハッキリとした気概のある味を産み出します。

もちろん無農薬です。

虫がつけば手作業で除去するという手のかけ方は、情熱そのものです。

大切に育てていらっしゃるので、大量出荷をしているわけではなく、

まやんちがルバーブを大切に扱っているからこそ、届けてくださっております。

酸味だけではなく畑から吸い上げた滋味に加えて、ほのかに感じるスパイシーな奥深い味わいがパイ生地ともアイスクリームともよく合います。

 

 

言うまでもありませんが、パイ生地もバニラアイスクリームも自家製です。

パイ生地は国産小麦と発酵バターを使い、アイスにはバニラビーンズ(間違えたか?っていうくらい)がいっぱい入っています。

 

 

いつも大げさだと言われますが、一皿で一つの宇宙を形成している美味しさです。

まだ、召し上がったことのない方は、騙されたと思って、ぜひご賞味ください。

日々の製造量は決まっておりますので、確実に召し上がるには、キープ(お取り置き)していただいた方が安心です。

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ルバーブのパイ 950円 (税込1,045円)

 

 

お席のご予約、キープをご希望の方はお電話をお待ちしております。

電話 03-6276-1667



ご予約についての詳細はこちらをお読みいただけるとお電話でスムーズにお話ができます。

(※ご予約やキープはお電話のみでお受けしております。EmailやSNSメッセージは転記漏れ転記ミスが多発しておりますので、ご遠慮ください)

 

 

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ジュンチャバリ茶園お茶会<開催リポート>

ネパール『ジュンチャバリ茶園』のオーナー、Lochan Gyawaliさん来日にあたり、まやんちでお茶会を開催していただきました。

お茶好き、紅茶好きの方でしたら、知らない人はいない銘茶園のオーナーを囲んでのお茶会となれば、参加希望者が殺到しそうでしたので、今回はお菓子教室の現会員に向けてお誘いの一斉メールを送り、参加者を募りました。案の定、メール送信直後から続々と申し込みがあり、即座に満席となり、残念ながら参加を断念していただいた方も多くいらっしゃりました。ですので、どんな様子だったか聞きたい!というご要望も多くありましたので、このブログにて報告させていただきます。

 

金曜の夕方、お茶会の開催前にLochanさんにご来店いただきまして、まずは、腹ごしらえにアフタヌーンティーを楽しんでいただきました。

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褒め上手のLochanさんには褒め殺しに遭いました。お茶もお菓子も最高!って、何度も褒めてくれました。

 

 

ティールームの営業を終えてから、参加者のみなさんにはお茶会開催5分前に入ってくれるようお願いをしており、くじ引きで席を決めさせていただきました。収容人数の限界まで席を設けることにして、ギュウ詰めに配置しましたので、くじで公平を装いました。(すみません)

 

 

はじめまして!「ナマステ~~~」

Lochanさんが参加者一人一人に カダ(ステキな布)を首からかけて迎えてくれました。

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出会いを心から歓迎してくれていることが伝わってくる、本当に嬉しい瞬間です。人数分の布をネパールから持ってきてくれたなんて、泣けてきます。

 

まずは、Lochanさんによるジュンチャバリ茶園のご紹介のスライド上映から。ジュンチャバリ茶園創業からの沿革、茶園の哲学、製茶についてのいろいろ、40分かけてのプレゼンテーションでした。参加者の中には英語がわかるか心配されてた方も多かったのですが、Lochanさんの分かりやすい資料作成と話術で「よくわかった~」「おもしろかった~」と後々に感想が届きました。

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続いて、私が2年前にジュンチャバリ茶園を訪れたときの写真をご覧いただきました。こういう機会が来るならば、もっと真剣に撮影すべきだったと後悔はあるものの、揉捻機の作動している動画、ジュンチャバリならではの手作業でのソーティング動画、様々な製茶マシンの写真だったり、ジュンチャバリでいただいたお食事、ティスティングの様子、茶畑の様子など、私ならではの着眼点で撮った写真にはLochanさんの更なる解説も加わって、盛り上がりました。

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スライドを上映しながら、お茶を飲んでいただきました。

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まやんちのティーコレクションの中から、

ジュンチャバリの収穫時期の違いを分かりやすく比較してお伝えできる紅茶、半発酵茶を次々にお出ししました。

春茶 Himalayan spring

夏茶 Himalayan Royale Handcrafted Tips

夏秋茶 Himalayan Black

秋茶 Himalayan Orange

冬茶 Himalayan Royale Handcrafted Tips

半発酵茶 Himalayan Bouquet

台湾・蜜香紅茶を思わせる Himalayan Black

 

 

もちろん、お菓子もいろいろ。

(私は写真を撮り忘れたので、参加者からお送りいただいた写真ばかりです)

ハロウィーンが近いので、かぼちゃシューに変顔を書いて遊んでみました。

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皆さんにとって最も印象的だったのは、Lochanさんが『passion
』という単語を強調して使われていたことへの感動&共感でした。やはりネパールでも人件費の高騰による製茶コストが莫大になっている問題、気候変動、地球温暖化による様々な課題や対策についてのお話。それでも、『passion』がダイジなんだ!という熱い話は参加者の胸を打ちました。

 

「もともと大好きな茶園だったけど、参加したらもっと好きになった」「ジュンチャバリに行きたくなった」「一杯一杯、一滴一滴をもっと味わって飲もう」「もっとお茶を買って応援したい」「Lochanさんお茶目、ステキ」などなど、皆さんにとっては思い出になるお茶会となりました。

皆さんがお帰りになったあとで、スタッフとともにお茶会(二次会)をして、ここ蒲田でお茶会を開けたことの喜びをしみじみと語りありました。

Lochanさんは夫の髪型をモジャモジャと表現した私に習って「モジャモジャ」を覚えてしまいました。そして、まやんちの空間をとっても気にいてくださったようで、木や漆喰などの自然素材について随分と熱心に耳を傾けてくださいました。

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 これで、また、へんな日本語のレパートリーを増やしてしまいました。

 

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