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2017年5月30日 (火)

インド・ネパール茶畑視察の旅⑩

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅④

インド・ネパール茶畑視察の旅⑤

インド・ネパール茶畑視察の旅⑥

インド・ネパール茶畑視察の旅⑦

インド・ネパール茶畑視察の旅⑧

インド・ネパール茶畑視察の旅⑨

の続きです。




シャングリラ茶園からホテルに戻り、ほっとする間もなく、

次の行動に移りました。

ホテルの近くに徒歩で行ける茶園があるということなので、

てくてく歩いて向かいました。

泊まったホテルはイラムの街の中心地にあるグリーンビューホテル。

ホテルの周辺は商店街があり、賑やかです。

そんな中心地でも、路地を一本入ると、茶畑が広がっています。

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道の両脇が茶畑です。

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何か建設するんだか、壊しているんだか、よくわからない風景

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茶畑の下には、中心地のバスターミナルがありました。

このように、商業圏に茶畑があるんだか、それとも、茶畑の中に商業圏があるんだか、商業と農業が共存している風景が、面白い町でした。





ホテルと茶園を結ぶ道の写真を何枚か・・・

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木にTシャツを干しています。
(自分ちの物干しより、早く乾くね。賢い。)

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子供たちが、ギャーギャー騒いで、蛇を捕まえようとしていました。

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↑紅茶屋さん

 左側の壁面に吊るしてある物に注目!

↓チーズです

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このチーズ、チュリュッピと言います。

かなり固いです。(ハード系、という表現を超えています)

小さくカットしたものを口に入れて噛みながら、茶摘みをします。

ゆっくり溶かしていくものだそう。










ホテルから15分歩いて

『イラムチャバリ茶園』に到着しました。

こちらは、ネパールで最古の茶園と言われています。

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これまで訪れた茶園と比べると、規模は小さめです。

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↑これで摘んだ茶葉の重さを量ります 

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残念ながら萎凋槽に茶葉はありませんでした。

ファーストフラッシュの萎凋時間は、だいたい8時間程度と言われています。そうすると、前日の日暮れまでに摘採した茶葉を萎凋槽に並べて8時間後となると、早朝に行かなくては見れないわけです。真昼間に行ったので仕方ないです。





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↑揉捻機の大きさも小規模でした。

盤のヒルの形状もいままでの茶園とは違いました。

上の階の床に穴が開いていて、そこから萎凋した茶葉を落として、落としたところに揉捻機が設置されているという大規模な茶園の設備とは異なり、萎凋茶葉を都度運んで揉捻機に入れるという作業を行っておりました。



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緑茶用の殺青機がありました。

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燃料となる薪が積まれていました。




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↑乾燥に使う熱源は薪でした。

このエリア、電気に頼れなのかも?

ホテル滞在中も頻繁に停電が起こってましたので、もしかして、電気より薪の方が確実なのかな~。なんて思ったりしました。

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一通りの工程を見せていただき、最後にティスティング。

う~~~ん。

残念ながら、どの子を連れて帰る、という話にはならず。




☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

イラムチャバリ茶園

2000年から民営化

標高 1560m

栽培面積 48ha

生産量 1年で80t

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡







そして、またもや、昼食の時間をとうに過ぎてしまいました。

ホテルに戻って、遅めの昼食。

ネパール料理

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麺がのびているけど、めちゃ美味しい。トゥクパ

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↑モモ 肉肉して美味しかった

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また、カレーのような・・・

インドと違って、ネパールは優しい味付け。もちろん、スパイスは効いていますが、インドほど強くない、脂っぽさもライトに感じました。



久しぶりにお腹いっぱいなるまで食べた食事でした。

満足!




真昼間なので、このあとイラムの街で遊びたいところですが、すぐにでも出発しないと、次の目的地に今日中に着かないということなので、やむなく、イラムとお別れしました。

次は、ジュンチャバリ茶園のあるダンクタへ向かいます


つづく →⑪へ

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ルバーブ、元気に育っています

だんだん暑くなってきたので、

「ルバーブのパイはいつからですか?」とお問合せが増えてきました。


私もそろそろだと思っていたら、いつもルバーブを納めていただいている嬬恋の畑から写真が送られてきました。

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ルバーブちゃん

キレイにすくすく育ってくれています。

今週末には初収穫ができそう!との事です。

そうすると、来週から『ルバーブのパイ』の提供が始まります。

もうちょっとお待ちください。

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2017年5月29日 (月)

インド・ネパール茶畑視察の旅⑨

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅④

インド・ネパール茶畑視察の旅⑤

インド・ネパール茶畑視察の旅⑥

インド・ネパール茶畑視察の旅⑦

インド・ネパール茶畑視察の旅⑧

の続きです。

夜遅くに到着したのに、ホテルの好意に甘えて夕食を作ってもらって、ようやく就寝したと思ったら、翌朝も早い時間から茶園に向かうという、ネパール・イラムの茶畑視察の1日が始まりました。

この日も、茶園に到着する前に、ホテルが持たせてくれたお弁当を車中でいただくことに。

もちろん、期待はしておりませんが・・・・。

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↑どこんちも、お弁当は、こんな感じ(笑)

トーストしたパンが焦げてる!!

今日は卵1個。

ウェットティッシュで林檎を拭いてから食べるのも、もう慣れっ子。



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さて、ネパールの茶産業について。

インドが紅茶の生産国であることは、一般的に知られていますね。

(ちなみに紅茶の生産量・国内消費量は世界第1位です)

それに比べて、ネパールの紅茶は私たち日本人にはあまり馴染みが無くて、茶産地だということも知られてないかもしれません。

この日に私が訪れたイラムという茶産地は、ネパールの東部山岳地帯で、ダージリンと同じヒマラヤ山脈の麓にありまして、標高も気候も栽培品種もダージリンと同じです。

ネパールのお茶の起源については諸説ある中で、私がイメージできるのは、19世紀半ばに当時の首相の子息がダージリンを旅して、茶畑の美しさ、ダージリン紅茶の美味しさに感銘を受けたのをきっかけに、ネパール東部の山岳地帯イラムに茶園を開いたのが始まり、と言われている説です。

その一方で、ダージリンのお茶の起源は・・・。インドのアッサムに自生しているお茶が発見されてから、アッサムの品種をダージリンに植えてもなかなか根付かなかったのに、中国から持ち込まれた品種はうまく根付いて、それが今日のダージリンティーの礎となりましたね。その中国から持ち込まれたのも19世紀半ば。そうすると、ダージリンとほぼ同時期にネパールにも茶産業が始まった、ということになります。

しかし、ほぼ同時期?というのが、疑問なのです。ネパールの首相子息がダージリンで感動するほどの茶産業になってなたのか、という疑問です。だから諸説あると言われるのかな、と思います。

そうすると、8世紀にさかのぼり、チベットの王様がネパールから花嫁を迎えた御礼にお茶の木を贈って、それを植えたのが最初という説なのかな??

(疑問のまま)(誰か教えて~~)

ネパールの茶産業は政府の支配下にありましたが、1985年に政府はジャパ・イラム・テラサム・ダンクタの東部地域を紅茶ゾーンとし、それ以来、民間企業も茶園や工場の投資を始めました。1997年にはネパール政府部門にあった茶園と工場の民営化を決定しました。

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さて、旅行記に戻ります。

イラムの『シャングリラ茶園』に向かいます。

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↑茶園に向かう道中の景色です

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↑このようにミルクを運んでいました↓

 原始的な運び方
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道路は舗装されていません。

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民家がありました。薪が積んでありました。原始的な生活。





『シャングリラ茶園』に到着しました
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工場の壁面では、欧米各国のオーガニック認証を誇っておりました。

日本の有機JASは未だありませんでしたが、

シャングリラ茶園、これから、来ますよ!日本に!

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茶園に入ると、すぐ、神様がいらっしゃいました。

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社長さんと奥様

やはり、こちらでも「なむ~~」の挨拶で、首にストールをかけて迎えてくださいました。 

すると、まもなく、現地ガイドさんと社長さんが、絶叫のような挨拶をして盛り上がってらっしゃいました。なんやら、お二人は高校の同級生だそうで、久しぶりの再会に、ハグハグハグ。笑いが止まらない感じでした。そのような偶然もあり、社長さんからは、ほんとに良くしていただいて、工場長からの丁寧&親切な説明付で製茶の全行程を見せていただくことができました。

現地ガイドさんは、日本に住んでらっしゃったことがあって、日本語が話せます。なんでも最後に「ございます」を付けるところが面白かったですが、丁寧な言葉はいいことです。普段はネパールの総合的な観光ガイドとして日本人を受け入れてらっしゃるそうですが、今回のように茶畑や工場に特化した日本人は初めてだったそうで(インドならまだしも、ネパールでは稀だそうです)、こんなにお茶お茶お茶と萌えてる日本人をどう案内していいのか、正直、戸惑われていたと思います。でも、茶園の社長さんと同級生として再会をしたのを機に、これからはお茶について深めていきたい、とおしゃってました。ネパールと日本をお茶でつなぐ役目を担っていただきたいです。

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イケメン工場長(超やさしかった)

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萎凋槽

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揉捻機はダージリンで訪れた2茶園と同じメーカーです。

萎凋→揉捻→玉解き→発酵(1stはしない場合もあり)→乾燥

という各工程を茶葉の特性に合わせて、かける時間、かける圧力などの微調整を行います。その微調整の様子を表にして管理しているのを見せていただきました。

(こりゃ~たいへんだ~)

ただ作業工程を進めていくだけでも、お茶はできますが、より美味しく、よりキレイに、より高値に作るには、経験と勘に頼る技術的な面と、真面目に情熱をかけて仕事に取り組む姿勢が大切であると学ばせていただきました。

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ティスティングルームにて。

みんなの協議の結果、連れて帰る子が決まりました。

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イラムティーの1stフラッシュ

『シャングリラ茶園』

只今ティールームで1ポット600円で提供しております。

イラムの大地の恵みをぎゅ~と吸い上げた、甘味のある香りが特徴です。

シャングリラ茶園のは、たくさん連れて帰ってきましたので、まだ在庫は充分にあります。

茶葉は10g(少量パック)250円で販売しております。



社長さんのお家にお邪魔しました。

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ご家族と

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↑私の首にかけているのは、茶園の歓迎のレイ

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社長さんと

社長さんはカトマンズでお茶屋さんを開いて35年目だそうです。

シャングリラ茶園は1999年に現地の人の土地を借りて工場を創業。

茶畑に就労する人々を直接雇用しているのではなく、摘採茶葉(生葉)を買い取って製茶しています。イラムの地で生活している900家族を束ねていて、茶樹の生育に関する技術指導はもちろん、子供たちには本や文房具などの学習必需品の支給、出産や育児にかかる子ども手当等を支給する制度を設けているそうです。






☆彡☆彡☆彡☆彡

 シャングリラ茶園

工場の標高 1800m

畑の標高 2100m

畑の面積 300ha

1999年創業

年間125トン生産

栽培品種 100%チャイナクローナル

欧米各国のオーガニック認証あり

☆彡☆彡☆彡☆彡


つづく → ⑩へ

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2017年5月25日 (木)

フォレノアール

「フォレノアールはいつからですか?」のお問合せが多くなってきました。

それも、そのはず。

5月にして、アメリカンチェリーが最盛期のように売られていますね。


今日はアメチェ3㎏を種抜きをして、コンポートを作りました。

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チョコレートを削って、コポーを作りました。

準備万端です☆彡

今週から『フォレノアール』を提供いたします。

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フォレノアール 650円




缶詰や瓶詰のチェリーじゃなくて、自家製のコンポートで作るフォレノアールはそんなに無いと思いますよ~。


人気のお菓子なので、いっぱい作りたいのですが、製造量に限りがありますので、確実に召し上がるにはお取り置きのお電話をくださると安心です。

電話:03-6276-1667 


PCやスマホは調理中・営業中は見れませんので、お電話でのご連絡をお願いしております。

フォレ(仏語:森林)

ノアール(仏語:黒)

『黒い森』です。

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2017年5月21日 (日)

インド・ネパール茶畑視察の旅⑧

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅④

インド・ネパール茶畑視察の旅⑤

インド・ネパール茶畑視察の旅⑥

インド・ネパール茶畑視察の旅⑦

の続きです。



2泊したウィンダミアホテルはダージリンでは最高級のホテルというだけあって、シャワーのお湯の量に限りがあるという点以外は、雰囲気もサービスも素晴らしく、とても印象深いホテルでした。2泊ともシャンプーしてない、って、実は非常事態でしたが(笑) これも旅の思い出です。




ダージリンを後にして、次の目的地はネパールの紅茶産地’イラム’です。




地図で直線距離にすると、50㎞くらいなのですが、いったん山を下りて、次の山を越えて向かうことになるので、1日中ドライブすることになります。恐るべし、ヒマラヤ山脈の麓。






ダージリンの山を下って行くにつれて、だんだん気温が高くなっていくのがわかります。日差しがジリジリします。

↓平地にはテライの茶畑が広がっています。

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地域としてはダージリンですが、こちら、平地は『テライ』という茶産地です。

栽培品種はアッサム種。大雑把に言うと暑い所で生育する品種です。

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葉っぱが大きめなのは、アッサム種の特徴。

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こんな感じです。



同じダージリンでも、標高の高いところではダウンジャケットを着ていたのに、山を下ると半袖になって、帽子が必要になります。栽培品種が異なるのをカラダで納得。






出国の書類を提出するお役所。

なんやら、パソコンが壊れたとかで、復旧するまで待たされることに。
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時間をつぶさなくてはならないので、ホテルが持たせてくれたお弁当を車中で食べることにしました。

ホテルのお弁当。。。。(嫌な予感、的中)

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昨日との違いはバナナが林檎に代わっただけ

(オオウケ

このままカジッタら、歯茎から血でるぞ~~。アラフィフ

案の定、卵が2個もあるのに、塩はありません。





まもなく、審査が再開され、出国できることになりました。

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ネパールのイミグレーションでOKとなり、

無事、インド→ネパール 国境越えをしました。

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カカールビッタの国境付近には人力タクシーが沢山停まっていました。

ネパールの道を走り始めて、なんとなく感じたのは、インドに比べて建物の色がカラフルになった事です。人も穏やかそうでした。

入国して間もなく、チャイが飲めるお店に車を停めて、チャイ体験。

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↑お店の前にニワトリが放し飼い

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↑産み落としたら、ここに?

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↑チャイを作っているところ

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↑コップに注ぐところ

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↑ここのチャイがとっても美味しかったので、どんな茶葉を使っているのか聞いたら、教えてくれました。イラムのCTCでした。しっかりチェックして、旅行中にどこかで買えないかな~と、写真に記録。

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↑道中の茶畑




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↑突然、道路工事。

工事作業服じゃなくて、普段着みたい。半ズボンの人もいる。



1日中、車での移動で、車窓からの景色が単調だったのもあり、爆睡しておりました。

イラムのホテルに着いたときは、もう日が暮れていました。私たちの到着時間が遅かったにもかかわらず、ホテルの人がこれから夕飯を作ってくれることになりました。用意するまで1時間半かかるとの事でしたので、真っ暗でしたが、街に出てみることにしました。ちょっと怖かったです。


1軒だけ、食料品店が営業していて、ラッキー

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あった~~~

運良く、先ほどのチャイの茶葉を発見しました!

即購入。

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まやんちでは、通常、アッサムのCTCでチャイを作っております。

たいてい、日本で飲むチャイはインド・スリランカ・アフリカ産の茶葉で作っているところが多いと思いますので、ネパールの茶葉で作るチャイをお店で飲めるなんて、珍しいですよね。ダージリンで調達したカルダモンと煮出して作ってみようと思います。

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期間限定の新メニュー

イラムティーとカルダモンのチャイ 700円

(茶葉がなくなり次第終了となります)


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↑ホテルの夕食 (またカレー) (笑)






旅に出る前に、インドやネパールの食事事情に精通した方々からアドバイスをいただいて、

「火の通ってないものは食べないように」

「生ものは食べないように」

「コップがキレイかわからないから、コップに注がれた飲み物は避けて、コーラでもなんでもいいから、ラッパ飲み、瓶ごと飲んだ方が安全」

「高級ホテルに置いてあるペットボトルの水でさえ、疑わしいので、開けるときのカチッという音がしなかったら、中身を詰め替えている可能性があるから飲まないこと」

「お腹いっぱいに食べないこと」

との事でした。

そうすると、↑のお皿にある、菜っ葉の炒め物の上にある生のキュウリやニンジンは

小皿に盛っている漬物もってことになります。

食べたくても我慢、我慢。



20年位前に、スリランカに行った時に、食べたいものを食べたいだけ食べて、お腹を壊して、2週間、下痢が止まらなかった経験があるので、今回はとても慎重に行動しました。





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イラムで泊まったホテルは、

グリーンビューホテル

イラムの街の中心地にあって、ここでは高級ホテル。

しかし、お湯が出ない

3日間連続、洗髪断念

時々、停電になります。最初はパニックになりましたが、ポケットに懐中電灯を常備して、すぐにオンにするのに慣れました。

電気、お湯、

日頃当たり前に供給されているものの有難さを身に染みて経験できました。



つづく → ⑨ へ

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2017年5月17日 (水)

インド・ネパール茶畑視察の旅⑦

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅④

インド・ネパール茶畑視察の旅⑤

インド・ネパール茶畑視察の旅⑥

の続きです。



アリア茶園への往路は恐怖しか覚えておりませんが、慣れというのは、これまた恐ろしいもので、復路は心に余裕が出てきて、ヘイチャラになってしまいました。怖いドライブの動画を撮ったりして、楽しんじゃいました。

(ブログに動画をアップできないのが残念です




明け方からサングマ茶園に向かい、不思議なお弁当(朝食)にオオウケして、食べたんだか食べなかったんだか。そのあと、昼食を抜いてアリア茶園に向かうという、寝食よりも茶園訪問を優先させたスケジュールでした。


アリア茶園からホテルに戻って来てたら、ちょうど午後のティータイムにギリギリ間に合って、アフタヌーンティーをいただくことができました。

ティースタンドが供されるのではなく、セルフで好きなものを好きなだけ、のスタイルでした。スコーンはもちろん、英国風のお菓子が並んでおりました。

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ここでいただいた紅茶がと~~っても美味しいファーストフラッシュだったので、どこの茶園のものか聞きました。マカイバリ茶園だと知ったので、この後、繁華街に繰り出したらお土産に買ってみようとメモメモ。





ディナーの時間まで、少し時間があるので、ダージリンの中心地、商店が軒を連ねる繁華街に出かけてみました。

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↑オクスフォード書店

ダージリン最大級の本屋さん。ダージリンの写真集を購入。





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↑スパイスマーケット

カルダモンを大量購入

(後日、このカルダモンでチャイを提供する予定です)

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↑街の紅茶屋さん

ホテルでいただいたマカイバリ茶園のファーストフラッシュがあって、店員さんが今年のファーストフラッシュだと言うので、お土産に購入。

しかし、帰国してから飲んだら、ファーストじゃなかったしかも、美味しくなかった

お茶は飲まないで買ってはいけない←わかっているのに、やっちまった

(この教訓、喉元過ぎれば熱さを忘れる)

仕方ない。時間もなかったし、いかにも土産品っぽいパッケージで、ちょうど良いと思ったから(言い訳)

爆買いの日本人、だまされチョップ を かまされた の巻。








ホテルに戻って、夕食を。

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↑ディーナーのスープ

カレーじゃなくて、ほっとした。

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↑気を抜いたら、やっぱり次のお皿はカレー





夜が明けて、レストランの朝の様子

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英国風の朝食でした。



この後は、ダージリンとお別れして、ネパールに向かいます。

 

つづく → ⑧へ

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インド・ネパール茶畑視察の旅⑥

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅④

インド・ネパール茶畑視察の旅⑤

の続きです。



4/29に開催した試飲会では、旅の写真を壁面に映してご覧いただいたのですが、スタッフが「仕事をしてたから写真を見る余裕がなかった」と悲しそうに訴えるので、スタッフ向け写真会を開くことにしました。

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↑ほろ酔いで顔が赤くなってしまったので、公開できず、ニコちゃんマーク


写真を見る会だったのに、質問攻めで、勉強会になってしまいました。

酔っぱらっても仕事!仕事! 

好きな事を仕事にするって、いいですね~~

色々と知ろうとすると、これまでの私の書いたブログには不足があったようなので、直近の前回⑤の内容については加筆修正しました。既に読んでくださった方はお手数ですがお戻りくださいませ。

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さて、さて、

サングマ茶園を後にして、いったんダージリンタウン(中心地である繁華街)に戻り、現地ガイドさんが勧めてくださった紅茶屋さんに行きました。

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小さな紅茶屋さんだと思いきや、向かい側のビルの地下に立派なテイスティングルームがありました。

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今季のファーストフラッシュは収穫が遅れていて、まだ出揃ってなかったのですが、届いているものの中から、選りすぐりを飲ませていただきました。

サングマ茶園では諸般の事情から、お茶の購入に至らなかったのもあり、私の気持ちに少々の焦りが・・・。

よかったです。ここで良い出会いがありました。




リシーハット茶園

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↑すっきりとした上品な青さが感じられ、お値段とのバランスも納得し、即決。

こちらは、先日の試飲会でも大人気で、即完売となりました。若干、茶葉を残してあるので、「ブログで見ました」旨をお申し出ください。1ポット700円で提供いたします。ティーリストには出ていない裏メニューということで。





続けて、裏メニューシリーズ↓

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↑タルザム茶園

サングマ茶園と同じ工場で製茶しているタルザム茶園。

「ブログ見ました」旨、お申し出いただき、1ポット800円で提供いたします。こちらは試飲会にも出せなかったくらい少量ですので、まさに裏メニューです。

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『ブログ見ました』の裏メニュー

■リシーハット茶園 1ポット700円

■タルザム茶園 1ポット800円

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紅茶屋さんを後にして、

次の向かうのは、アリア茶園。

(お昼ご飯、抜き)

なんやら、今までとは様子の違う、ボロボロの気合いの入ったジープが用意されていて、その車に乗り換えるよう現地ガイドさんに案内されました。

嫌な予感

アリア茶園は知る人ぞ知る、非常にデンジャラスなところ。道とは思えない急傾斜の道を走って辿り着く茶園だと聞いていました。

ガードレールの無いガタガタ道。

ガッツんガッツんジープが攻めていきます。

ヘアピンのようなカープがあっても、対向車の有無を確認できるミラーはありません。ガードレールもないので(しつこい)、脱輪した瞬間に谷の下まで落ちてしまう危険を感じながら崖っぷちを走っていきます。

本当に怖い時は、キャーなんていう声は出ないんですね。ジェットコースターでキャーキャー言えるのは余裕があるからなんだ、とわかりました。出るのは涙だけカラダを支えるのに精一杯で涙を拭くこともできません。着ていたダウンコートを丸めて谷に落ちた時にエアバッグにしようと頭の横に充ててみたりして。

恐怖のドライブでした。

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恐怖を倍増させたのは、ドライバーさんのビーチサンダル。

(そんなに気軽に運転されたら困る)

高校生?って聞きたくなるくらい、若いし。
(免許持ってるの?←不信感)

話し掛けても、英語、通じない。

ドライバーさん、私たちとは話をしないけど、道を歩いている人と親しげな挨拶をしたり、対向車に手を振りながらクラクション鳴らしたり、すれ違う人が皆友達みたいだったので、不思議だな~と思って、

DO YOU LIVE IN ARIYA?

’YES’

やっと、英語、通じた。

そうか、アリアの住人か~~。

後から聞いた話ですが、やはり、住人を運転手に雇ったとのこと。

住人じゃなきゃ、こんなところ、運転できるわけないです。納得。



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↑アリア茶園に到着

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↑萎凋してます

工場の中を一通り見せていただいて、最後にティスティング。

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手前の水色(スイショク)の薄いのは、白茶です。

5種類ティスティングして、全員一致で連れて帰る子が決まりました。

ここでは、私、相当の量を購入する決心をしましたので、堂々とティーリストに載せております。

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アリア茶園 1ポット 600円

スッキリ感・甘さ・渋味がバランスよく調和して、どのお菓子にも合います。

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例えば、気に入ったお茶があったとします。小売りの商店の売り場なら、「これ○○gください」っていう買い方ができますよね。

ですが、ここは茶園で製茶したての茶葉のティスティングですから、「これが欲しい」となったら、このロットは20㎏です、とか、17㎏です、というロットの全体量が購入の単位となるわけです。今回は、茶園に同行したメンバーで誰が何キロ買うのかの協議を行い、ロット全体を引き受けることが可能になって、初めて購入が決定します。

もちろん、私一人でロットを全部購入することができるなら協議は必要ありませんが、スーツケースの容量にも限りがありますし、週2日営業のティールームの必要量を考慮すると、スーツケースを満杯にして、さらに手荷物で限界まで運ぶ、というのが、いいところです。

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↑茶摘み

1日に1人が7㎏摘むそうです

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☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

 アリア茶園

標高1500m

畑の面積 125ha

1885年創業

2002年~バイオオーガニック

年間50トン生産

(内訳:緑茶49% 紅茶48% 烏龍茶2% 白茶1%)

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡



つづく→ ⑦ へ

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2017年5月11日 (木)

インド・ネパール茶畑視察の旅⑤

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅④

の続きです。






成田を発ってから、3日目にして、

ようやく旅の目的であるダージリンの茶園へ。






摘採→萎凋→揉捻 という製茶の過程を見させてもらうには、

茶園のスケジュールに合わせて訪問することになるわけで、

そうすると、ホテルの朝食は抜き(放棄!)ってことになります。

朝4時に起きて、茶園に向かいます。

サングマ茶園に到着

今回、訪れる茶園の候補が数か所ありました。私はサングマを切望しておりましたので、この看板を目にしただけで達成感がありました。

(看板を見ただけじゃ、なんも達成してませんが・・・)

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↑看板がありました。


サングマ茶園にはホテルから1時間半のドライブで到着しました。

ダージリンの街の中心地は標高の高いところにあり、泊まったホテルも標高2000m超のところ。ホテルと茶園との位置関係としては、茶園はホテルよりも標高が低いところにあるので、ずっと下り坂のドライブでした。

こわ~~~!きゃ~~~!連発

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↑製茶工場の正面

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↑外壁に掲げてあるボードを見て、ウルウル。

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↑工場に入るときは、キャプとマスクを着用します

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萎凋槽

茶葉が発する青い香りが工場内に充満しておりました。

ファーストフラッシュの萎凋は8時間程度。

8時間という萎凋時間を経て、揉捻の工程に移ることになるわけで、その工程を拝見するために、朝4時に起きて、朝食抜きで、やってきたわけです。

 

相手は自然界にある植物。人間はそれに合わせる!

工場の萎凋槽がおいてある床には穴があって、その穴のダクトを通して下の階にある揉捻機に運ばれた茶葉は、回転しながら揉みこまれて、さらに青い香りを放っていきます。

そのあとに、巨大なドライヤーともいうべき、高温での乾燥の工程を経て、春摘み紅茶が完成します。

揉捻、玉解き、乾燥と、製茶の全行程を見せていただきました。

出発直前にデジカメの動画の撮り方も説明書を読んで覚えておいたので、バッチリ撮れました。動画でしかお伝えできない揉捻機の動きなど、工場で見てきたことは、今後、お客様や生徒さんに、シェアしていきたいと思います。




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↑ティスティングさせていただきました。

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↑吐き出す桶。飲み過ぎると感覚が狂う場合もありますので、吐き出します。

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↑すご~~く美味しいの、あった!!

全員一致で、絶賛!!

しか~し、出荷先が決まっていました。

 ガックリ

東京の紅茶屋さんでした。







サングマ茶園のティスティングルームは北側の窓辺にありました。

ティスティング時に評価するポイントの一つに『水色』(スイショクと読みます)があります。

茶液の色を『水色』といい、どういう色をしているのかを観察します。

正確にジャッジするには北側の窓が最適である、サングマは北側にこだわっている、と説明がありました。

光が対象物に平等にあたり、見やすいので、適正に判断できるのですね。




話が脱線しますが、夫(建築の設計屋)が、北側の窓から入る光を有効利用する設計をしようとすると、多くの施主さんが南窓信仰が強く、「え?北側??」と、納得してもらうのが大変だ、と嘆いていたのを思い出しました。 サングマ茶園の北側窓の話をレポートしたら、「だろ~~」って、勝ち誇っておりました。これからは、施主さんが紅茶好だったら、サングマのネタが使えますね。

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↑工場を案内してくれたマネージャーのジャーさんと


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↑サングマの茶畑




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そういえば、茶園視察は朝飯前でした。茶園の中にある小屋をお借りして、ようやく、朝食。

ホテルがお弁当を持たせてくれて、箱にリボンをかける程の気合いの入れようにビックリ!

開けたら、もっとビックリ! 

卵、2つ 食べろってか??? 塩くらい付けてくれ~~。

バナナまるごと。キットカットにショートブレッド、オレンジジュース、パッサパッサのサンドウィッチ(具が何だったか忘れた)

仲間たちでゲラゲラ笑いながらいただきました。






☆彡☆彡☆彡☆彡

 サングマ茶園

標高1433m

畑の面積 129ha

1863年創業

年間65トン生産

インド・ヨーロッパ・アメリカ・日本でオーガニック認証

2007年~バイオオーガニック

☆彡☆彡☆彡☆彡

 

つづく → ⑥

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2017年5月 5日 (金)

インド・ネパール茶畑視察の旅④

インド・ネパール茶畑視察の旅①

インド・ネパール茶畑視察の旅②

インド・ネパール茶畑視察の旅③

の続きです。




さて、いったん旅行記から脱線して、『ダージリン』について、説明したいと思います。

そもそも、『ダージリン』って? 


私の認識では、ダージリンが示すものは3つあると思っています。

1)地域名としてのダージリン

インド・西ベンガル州の北部にダージリン(Darjeeling discrict)という地域があります。

2)町の名前としてのダージリン

その地域の標高2000mを超えたところにダージリンという町があります。

3)紅茶の産地の名前としてのダージリン

Darjeeling discrict の中には、2つの産地があります。山岳部の産地を『ダージリン』、平地にある産地を『テライ』と呼んでいます。

前出(インドネパール茶畑視察の旅③)の、テライの茶畑での茶摘みの写真を紹介しました。






では、紅茶の種類としての『ダージリン』って?

ダージリンという品種があるわけでもなく、特定のブレンドがあるわけでもありません。

産地としてのダージリンで、認定された茶園で産する紅茶を『ダージリン紅茶』と呼んでいます。ダージリンには現在87の登録茶園があり、登録茶園以外はダージリン紅茶を名乗ったり、ダージリンのマークを付けることはできません。

ダージリン紅茶は昔ながらの’オーソドックス製法’で作られます。’セミオーソドックス製法’ や ’CTC製法’で作られたお茶はダージリン紅茶ではありません。

(製法の違いについての説明は、WEBや書籍などでご覧になれますので、ご興味のある方は調べてみてください。まやんちの紅茶教室『飲んで覚える紅茶入門』でも説明しております)






ダージリン紅茶といっても・・・・

ダージリンは同じ茶園でも標高の高いところと低いところで1000m位の差があるところもあります。標高の高いところと低いところとでは、栽培品種が違いますから、同じ茶園でも、当然、味や風味の異なる紅茶が作られることになります。

ダージリン紅茶と認定されていても、標高の低いところではテライの紅茶と同じ品種(アッサム種)で作っているのでテライと同じような紅茶になります。そんなわけで、ほとんど同じ紅茶でもダージリンを名乗れる紅茶と名乗れない紅茶とある、ということになります。


だから、ダージリン紅茶といっても、いろいろ。


標高や製法だけではなく、栽培方法や製茶方法、様々な条件が織りなして美味しい紅茶ができます。


それが、ダージリン紅茶の難しさでもありますが、知れば知るほど面白いと思うところでもあるのです。


私がダージリンダージリンダージリンと愛してやまないのは、

標高の高いところで、

情熱をかけて育まれ、

その特性を最大限に引き出す製茶が行われ、

その価値を伝えようと販売されている茶葉が

心を込めて淹れられ

それを飲んだときの高揚感。

それに魅かれるのだと思います。





今回は、そんなダージリンティーの畑と製茶工場を、実際に自分の目で見ることができる機会が到来しました。






ようやく本題に。

ダージリンで2泊したホテルは

標高2200mにあるウィンダミアホテル

かつて、お茶とインディゴの農園経営者の私邸だったそうです。英国統治時代の香りが漂う建物は、ゆったりとした広さがあり、庭もキレイに手入れがされており、敷地内には何棟もの宿泊棟、レストランやフロントなどの共用部分などが配置されています。周囲の雑多なめちゃくちゃな雰囲気とはまるで別世界。朝は小鳥のさえずりで目覚め、英国式のベッドティーも体験できました。

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↑霧に包まれて幻想的

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↑ここでアフタヌーンティーができる
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↑イギリス菓子、好きなだけいただける


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↑バー

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↑英国製アンティークのピアノ 
誰もいなかったから、勝手に拝借(ちゃんと音が出た)

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↑ディナーのメニュー オサレ

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↑モーニングノックで起こされ、ベッドティー

↓スッピン注意
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ホテルの素敵な雰囲気に浸っている場合じゃない事件が!

シャワーのお湯の量に限りがるのです。
(ここでは、お湯は貴重品)

バスルームの天井に、お湯のタンクが設置されていて、どう工夫をしても、二人が十分に使える湯量はありません!ルームメイトと協議し、髪を洗うのを止めることに。

2泊とも洗髪断念。




つづく → ⑤ 

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ゴールデンウイークも営業します。

まやんちはゴールデンウイークも通常どおり営業します。

金曜、土曜、お待ちしております!

(週2日の営業です)

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2017年5月 1日 (月)

インド・ネパール茶畑視察の旅③

インド・ネパール茶畑視察の旅 ①

インド・ネパール茶畑視察の旅 ②

の続きです。




インド到着2日目、デリーを後にして、ダージリンに向かいました。

ダージリンに行くには、国内線でバグドグラまで移動します。

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↑機内食:カレー

バグドラからは、4WDに乗って、ダージリンに向かいました。

途中、レストランに寄って食事。

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↑また、カレー

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こちらのレストランも、案の定、トイレは気絶しそうでした。(笑)

4WDに揺られ、攻めのドライブを4時間。

信号なし、センターラインなし、交通ルールなし。

車道に自転車もバイクも、時には歩行者も入り乱れてました。

↓こんな感じ

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↓川で洗濯している人を発見!

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30分くらい走ると

左右にテライの茶畑が広がる景色になりました。

車を止めてもらって、茶樹を観察しました。

↓茶樹の根元に注目

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平坦な土地(標高が低いところ)ですので、品種はアッサム種。この茶葉はCTCになります。

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茶摘みの人たちを発見!

慌ててカメラを取り出しました。

私たち、’茶摘みを見て興奮する、変な日本人’

と思われたに違いありません。

写真とってもいい?って聞いてカメラを向けると、嬉しそうに対応してくれました。

摘むのがメチャ早っ! リズミカル。



テライの茶畑に癒されながら進んで行くと、まもなく、山道に入りました。だんだん耳が変になっていくので標高が上がっているのがわかります。

ほどなく、車道に平行して線路が出てきました。

線路と車道には隔たりがないので、自由に線路の上を歩けます。線路の上にボーっと座っている人もいます。ほんとに電車が来るのかな?って疑ってしまう光景。

↓車窓から

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↑おいっ、線路だぞ! と突っ込みたくなる





ついに、来ました!

ダージリン鉄道

Train

♪世界の車窓から♪が流れてました(私の頭の中)

この時とばかり、にわか撮り鉄になりました。




電車が来ると人々はうまい具合にドキます。

見てる方はハラハラしちゃいますが、現地の人々はヘイチャラです。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダージリン鉄道ついて

1881年 紅茶輸送のために、イギリスによって敷かれた鉄道です。小型蒸気機関車はイギリス産業革命により発明されたものの一つで、狭い山間部の茶葉輸送に大いに貢献しました。

1999年に世界遺産登録されました。高低差は2000mもあります。トイ・トレインの愛称で親しまれています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




どんどん標高が上がっているのは、耳の詰まりで感じました。

空港から4時間の山道ドライブを経て、

ようやくホテルに到着しました。




もう日が暮れていましたが、繁華街へと繰り出します。

まずは、ご紹介で訪れた紅茶屋さんで、ティスティング。

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繁華街を散策していたら、路上でトウモロコシを焼いている人が。

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④につづく・・・・。

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【リポート】 1stフラッシュ試飲販売会

インド・ネパール1stフラッシュの試飲販売会を開催しました。









参加者をブログで募ったところ、即日で定員以上のお申し込みをいただき、限界までお受けして、お席が密着した状態でよろしいとご快諾いただき、23名にご参加いただきました。






まずはお茶菓子。

インドのお菓子といえば、これ!



現地で購入したお菓子とまやんちのクッキーを盛り合わせて、各テーブルに。







4種類テイスティングしていただきました。








今、ティールームで提供している3種類に、もう1種を加えて、計4種類を試飲していただきました。

本来、ティスティングは各自がスプーンを茶液に直接つっこんで飲むことが多いのですが、今回は人数が多いのと、見知らぬ人との間接キッスに抵抗のある方々もいらっしゃるかと思い、茶杯をお配りして、ティーボットから注いで飲んでいただくことにしました。

飲んでいただきながら、茶畑の写真、工場の製茶の写真や動画をプロジェクターで壁面に写してご覧いただきました。





さっそく、ご参加いただいた方から感想が寄せられ、その中でも、印象的だった感想は、、、、

紅茶=オシャレな飲み物 という印象を覆されました。



↑私のツボにギュ~~っと入り込みました。

紅茶というと、日常にありながら、実はよくわからない、何となく飲んでいるという方も多く、かといって、突き詰めようとすると、マナーだの、セッティングだの、オシャレだとかキラキラした社交のツールとして捉えられてしまうことが多いのが現実だと思います。


ですが、私のお伝えしたい、お茶の作り手の思い、消費者である私たちの受け取り方、に注目すると、心が温まり、お茶を囲む仲間たちの語らいが、より豊かな時間になると思うのです。どういうところでお茶が栽培され、どうやって作られているのか、知れば知るほど楽しいですね。そういうことをお伝えできて、よかったな~と思います。



今年はファーストフラッシュの収穫が例年に比べると遅れていて、出来栄えもいまひとつ、と言われておりますので、この時期に4種を味わっていただけたのも良かったです。





さてさて、

「気に入ったお茶がありましたら、ご購入ください」とご希望をお伺いしました。

既に、ジュンチャバリ茶園は底が見えてきてしまってるので、お一人様一袋限りという制限付きにしておりました。

それ以外の3茶園は同価格でお譲りしようとご希望を伺ったところ、なんと、R茶園に爆買いが殺到し、即完売。公平性を保つために、爆買いを我慢していただき、皆さんで分けていただくという事態に。

今朝になって、私の仕入れの明細を開いてみたところ、R茶園が群を抜いて高値でした!!アハハハ(笑)

今回の参加者は、まやんちの『飲んで覚える紅茶入門』の講座をご受講いただいた方々ですが、

何ともお目の高い、目利き、鼻利き、舌利きの皆様でした。

これからもお茶のたのしみを共有していきたいです。








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只今、ティールームで提供している1stフラッシュは

アリア茶園(茶葉の販売もしております)

シャングリラ茶園(茶葉の販売もしております)

ジュンチャバリ茶園(在庫わずか・茶葉販売なし)

です。




後日、提供を始める予定は、

リシーハット茶園(在庫わずか・茶葉販売なし)

タルザム茶園(在庫わずか・茶葉販売なし)

スタインタール茶園(在庫わずか・茶葉販売なし)

です。

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