インド・ネパール茶畑視察の旅⑩
の続きです。
シャングリラ茶園からホテルに戻り、ほっとする間もなく、
次の行動に移りました。
ホテルの近くに徒歩で行ける茶園があるということなので、
てくてく歩いて向かいました。
泊まったホテルはイラムの街の中心地にあるグリーンビューホテル。
ホテルの周辺は商店街があり、賑やかです。
そんな中心地でも、路地を一本入ると、茶畑が広がっています。
道の両脇が茶畑です。
何か建設するんだか、壊しているんだか、よくわからない風景
茶畑の下には、中心地のバスターミナルがありました。
このように、商業圏に茶畑があるんだか、それとも、茶畑の中に商業圏があるんだか、商業と農業が共存している風景が、面白い町でした。
ホテルと茶園を結ぶ道の写真を何枚か・・・
木にTシャツを干しています。
(自分ちの物干しより、早く乾くね。賢い。)
子供たちが、ギャーギャー騒いで、蛇を捕まえようとしていました。
↑紅茶屋さん
左側の壁面に吊るしてある物に注目!
↓チーズです
このチーズ、チュリュッピと言います。
かなり固いです。(ハード系、という表現を超えています)
小さくカットしたものを口に入れて噛みながら、茶摘みをします。
ゆっくり溶かしていくものだそう。
ホテルから15分歩いて
『イラムチャバリ茶園』に到着しました。
こちらは、ネパールで最古の茶園と言われています。
これまで訪れた茶園と比べると、規模は小さめです。
↑これで摘んだ茶葉の重さを量ります
残念ながら萎凋槽に茶葉はありませんでした。
ファーストフラッシュの萎凋時間は、だいたい8時間程度と言われています。そうすると、前日の日暮れまでに摘採した茶葉を萎凋槽に並べて8時間後となると、早朝に行かなくては見れないわけです。真昼間に行ったので仕方ないです。
↑揉捻機の大きさも小規模でした。
盤のヒルの形状もいままでの茶園とは違いました。
上の階の床に穴が開いていて、そこから萎凋した茶葉を落として、落としたところに揉捻機が設置されているという大規模な茶園の設備とは異なり、萎凋茶葉を都度運んで揉捻機に入れるという作業を行っておりました。
緑茶用の殺青機がありました。
燃料となる薪が積まれていました。
↑乾燥に使う熱源は薪でした。
このエリア、電気に頼れなのかも?
ホテル滞在中も頻繁に停電が起こってましたので、もしかして、電気より薪の方が確実なのかな~。なんて思ったりしました。
一通りの工程を見せていただき、最後にティスティング。
う~~~ん。
残念ながら、どの子を連れて帰る、という話にはならず。
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
イラムチャバリ茶園
2000年から民営化
標高 1560m
栽培面積 48ha
生産量 1年で80t
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
そして、またもや、昼食の時間をとうに過ぎてしまいました。
ホテルに戻って、遅めの昼食。
ネパール料理
麺がのびているけど、めちゃ美味しい。トゥクパ
↑モモ 肉肉して美味しかった
また、カレーのような・・・
インドと違って、ネパールは優しい味付け。もちろん、スパイスは効いていますが、インドほど強くない、脂っぽさもライトに感じました。
久しぶりにお腹いっぱいなるまで食べた食事でした。
満足!
真昼間なので、このあとイラムの街で遊びたいところですが、すぐにでも出発しないと、次の目的地に今日中に着かないということなので、やむなく、イラムとお別れしました。
次は、ジュンチャバリ茶園のあるダンクタへ向かいます
つづく →⑪へ
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