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2008年7月28日 (月)

カフェとうつわの旅 あたらしい和のかたち

このたび、『カフェとうつわの旅 あたらしい和のかたち』という本が青山出版社より出ました。

著者は、『東京カフェマニア』でお馴染みの川口葉子さん。カフェ好きで知らない人はいないんじゃないかと思います。著書も多くだされてますし、いろんな雑誌でカフェにちなんだ特集のライターとしても活躍されている方です。

北海道から沖縄まで全国のお店を川口さんご自身がカメラをかついで取材されました。写真集としても、カフェ旅行のガイドブックとしても楽しめます。そして、なんといっても表現者の川口さんの本ですから、読み物としての迫力があります。私にとっては、あらためて『和』というものを考えされられる機会となりました。

まやんちは94ページに掲載されています。オリジナルのテーブルと椅子、お客様をお迎えする玄関にあるロゴ、お気に入りのアルツベルグのポット、蒲田の名物になりつつある蒲田モダンロールの写真が堂々と掲載されています。

先日、名古屋に結婚パーティで出かけた際、『珈琲ぶりこ』に行きました。夫の友人であるオーナの古川真琴さんを訪ねて、カフェ経営の先輩にためになるお話を盛りだくさん聞かせていただいていたら、なんと偶然にもお互いに今回の『カフェとうつわの旅』に掲載されることがわかり、とっても嬉しく、出版を心待ちにしておりました。

店内で読んでいただけるようマガジンラックに入れておきました。

販売もしております。1680円(税込み)

お茶とお菓子まやんちCafetoutuwanokatati

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2008年7月10日 (木)

桃の季節!『ピーチメルバ』

桃が果物売り場に並んでますね。

旬の桃を使った美味しいデザート『ピーチメルバ』をご存知ですか?

ピーチメルバは、19世紀の後半、人気を博していたオーストリアのオペラ歌手の’ネリー・メルバ嬢’が、ワグナーの歌劇ローエングリンの成功を祝して、ロンドンのサボイホテルでの晩餐会に招かれました。そのときの料理長’オーギュスト・エスコフィエ’が、氷の白鳥を作り、翼のところにバニラアイスクリームとコンポートにした桃を乗せて、メルバ嬢に捧げました。それがピーチメルバのはじまりです。

まず、桃のうぶ毛を洗い流して、バニラと砂糖でコンポートにします。

20080710peachmelba1
 

このまま、一晩、置いておきます。

それから、皮を向いて、半分に割って、中央の種をえぐり取ります。桃をコンポートの液に漬けたまま冷蔵庫で冷やします。

フランボワーズをレモン汁と砂糖と一緒に鍋にかけて、スープを作り、ザルで濾して種を取り除き、冷やしておきます。

オーダーが入ったら、桃のコンポートを串切りにして、お花を描くように並べて、フランボワーズのスープを注ぎ、中央にバニラアイスクリームを置いて、お出しします。

主役の桃が高価なのは当然ですが、フランボワーズもイイお値段なので、原価を抑えたくて、それに代わる果実を色々試してみました。どれもこれも、イマイチ。悩みながら数日が経ち、こんなことをしているうちに、桃の季節が終わっちゃうぞ~と焦っていたら、’オーギュスト・エスコフィエ’が記したと言われているレシピに辿り着きました。

そしたら、なんと、添える果実のスープは『フランボワーズに限る』と書いてあることが分かったのです。

納得! 歴史に残るお菓子というのは、理由があるのですね。ちゃんとフランボワーズでスープを作ることにしました。この絶妙なハーモニーを是非ご賞味ください。

20080710peachmelba

もちろん、バニラアイスクリームも自家製です。自家製にこだわる’まやんち’ですから。

さすがに、氷の白鳥は作れませんので、ご容赦ください。

ピーチメルバ 700円(季節限定)

お茶とお菓子まやんち

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